伊達みきおさんのエニアグラムタイプは?
今回とりあげるのは、お笑いコンビ、サンドウィッチマンの伊達みきおさんです。
伊達さんは、とても分かりやすいタイプ2なので、もし誰かに「タイプ2ってどんな人?」と聞かれたら、この方を教えてあげるといいと思います。
世の中には色んなタイプ2がいますが、その旺盛なサービス精神で、エンターテイメントの分野で活躍している人たちが少なくないです。
では、解説はじめます。
2021年4月にNHKで放送された、プロフェッショナル 仕事の流儀スペシャルから、ご本人の言動やまわりの人たちの証言をピックアップして解説していきます。
遅くまで、鍵を一緒に探してくれた

まずは、とくにタイプ2らしいエピソードからです。
伊達さんの相方である富澤さんが、高校時代の思い出を語ったシーンです。
部活終わって帰るときに、自転車、俺盗まれてて。
雨ふってたんですけど、「探して帰るわ」って言って、駅のめちゃくちゃ自転車のある所で探したんですけど…
そしたら、あいつ帰んないで戻ってきてくれて、一緒に探してくれたり。ああ、いいやつだなって。
タイプ2は、「助ける人」とか「献身家」などともよばれます。
人のために何かしてあげる、タイプ2らしさがストレートに出たエピソードですね。
たぐいまれな人たらし

番組では、伊達さんについて「富澤の人見知りを補ってあまりある、たぐいまれな人たらし」とか「朝から人懐っこさ全開」と紹介していました。
タイプ2は、英語で「befriender」とよばれることがあります。
直訳すると「友だちになる人」というような意味です。つまり、友だちになることが得意なのです。
また伊達さんは、サンドウィッチマンの「営業担当」とも説明されていました。
たしかに、営業に向く性格だと思います。
「人たらし」と聞いて、頭に浮かぶ歴史上の人物に、豊臣秀吉公がいます。
もし、本当にまわりの人たち皆が「人たらし」と思っていたとしたら、秀吉公もタイプ2だったことでしょう。
ただ、伊達さん自身は、伊達政宗公とつながりがあるイメージが強いですが。
「社会に必要とされてないんですよ」

サンドウィッチマンの不遇の時代をふりかえって、伊達さんはこんなことを言っていました。
世間から必要とされてないって、自分が感じるわけですから。
社会に必要とされてないんですよ。
タイプ2は、必要とされることを必要とするタイプです。
ただし、その自覚が無いケースが圧倒的に多いです。
どこか「自分は必要とされる側で、必要とする側ではない」という、無意識の感覚があるからだと思います。
伊達さんが、不遇時代に「必要とされてないこと」が辛かったのは、とてもタイプ2らしい感情です。
もちろん、必要とされたいと感じるのは、べつにタイプ2に限った話ではないですよね。
タイプ2は、他のタイプよりも必要とされたい欲求が強いと考えればいいと思います。
「出てこない方」が気になる

サンドウィッチマンは、東日本大震災の被災者支援でも知られます。
仮設住宅をまわって、チャリティーライブもしてきたそうです。
伊達さんの言葉です。
でもそんな中、仮設住宅から出てこない方もたくさんいましたし、どうしてもそっちに目がいっちゃうというか…
タイプ2には、「その場にいる皆が楽しんでいるか、とても気になる」という特徴があります。
たとえば、誰かが部屋の端のほうにポツンといたりすると、すごく気になってしまい、みんなの輪に参加させたい衝動にかられるのは、典型的なタイプ2です。
伊達さんも、目の前のお客さんより「出てこない方」のほうが気になってしまったのですね。
あけっぴろげ

番組では、サンドウィッチマンの二人を「あけっぴろげな伊達に、ガードの堅そうな富澤」と言っていました。
密着取材が苦手そうな富澤さんとは対照的に、伊達さんは「ぜんぜん、何撮ってもらっても構わないですけど」と言いながら、ヒゲそりをしていたのが印象的でした。
タイプ2は、とてもあけっぴろげな人が多いです。
かざり気がなく、プライベートなことも気軽にどんどん話したりします。
これは、他者との心理的な距離が近い、あるいは他者との心理的な境界線が希薄なことが関係していると思います。
秘密主義とは真逆ですね。ただし、ウソをつかないという意味では全くないです。
番組では、ほかにもタイプ2らしさがあちこちで見られました。
伊達さんは、タイプ2の特徴がとくに分かりやすく出ている方です。
すべてのタイプ2が、これほど分かりやすいわけではないです。
ただ、どんなタイプ2でも親しくなれば、今回紹介したような特徴が見えてくる可能性が高いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
エニアグラムについてもっと知りたい方は、ぜひ専門家の本などをチェックしてみてくださいね。