正しいタイプに気づかない人が多い

エニアグラムのタイプ診断テストは、タイプ判定が手軽にできる反面、どのテストであっても、正しいタイプが割り出せないことがあると、多くの専門家が言っています。

自分の内面を、それなりに理解しているかがポイント

タイプ診断テストで正しいタイプが出るかどうかは、その人が自分の内面についてどれくらい認識しているかどうかにかかっていると言われることがあります。

そして、診断テストに限らず、正しいタイプに気づかない人が多いということは、多くの人たちが、自分を深く知らないまま生きている証明かもしれません。

ただし、残念ながら、正しいタイプが分かるくらいに自分を知っていても、診断テストが上手くいかないこともあります。

私のエニアグラム歴はけっこう長く、タイプも確定しているのですが、先日お遊びで、ネット上の簡単な診断テストを２種類受けてみました。

ひとつめのテストは質問数がすごく少なかったのに、正しいタイプをあてたのですごくびっくりしました。一方、ふたつめのテストでは違うタイプと出てしまいました。

まちがって出たタイプは、私がうらやんでいるタイプの一つだったので、正直うれしかったですが…

自分のタイプが明確に分かっていても、テストでは正しいタイプをわり出せないことがあるのはどうしてでしょうか。

これは私の意見ですが、どんな診断テストでも、各タイプの豊かすぎるバラエティーをすべてカバーすることは難しいのだと思います。

確実なタイプ判定のためには、「時間をかけて自分の内面と向き合いながら、エニアグラム自体についても理解を深めることが大事」という考え方の専門家は多いです。

少なくとも正しいタイプにたどり着かなければ、エニアグラムの本当のすごさを実感することは難しいのではないでしょうか。

エニアグラムは、驚異的なレベルで人間の本質を表しているため、個人の精神的な成長や良好な人間関係の構築のために大きな役割を果たしてくれるものですが、正しいタイプにたどり着かないケースが多いことが原因で、とてつもなく過小評価されていると、私は思っています。