タイプ8のエニアグラムタイプの判定は、意外に難航することがあります。周りの人たちはタイプ8と思っているのに、本人が気が付けないケースも珍しくないようです。
今回は、特に本人が気が付かない理由に焦点をあててみます。また、タイプ8と間違いやすいタイプも書いてみます。
おさえ込まれたタイプ8らしさ
タイプ8は、良くも悪くも強烈な個性を放つことがあります。文化や環境によっては、その個性があまり評価されないことがあります。
そうした場合、タイプ8らしさは周りからおさえ込まれたり、自分でおさえ込んだりして、見えづらくなることがあります。
特に、長期にわたってアグレッシブさを抑えようと努力してきたタイプ8は、過去の自分をよく思い出さないと判定を間違えやすくなるかもしれません。
タイプ8であることを受け入れにくい
タイプ8らしい性質をあまり評価しない環境下に置かれてきたタイプ8のケースでは、自分がタイプ8であることを受け入れにくくなることがあるようです。
周りの価値観に影響されて、自分でもタイプ8らしさを低評価してしまったりするからです。
保守的な文化圏では、特に女性がタイプ8らしさを発揮すると非難されたりします。
こうした環境では、本人も本来の自分らしさを嫌いになり、タイプ8であること自体も受け入れにくくしてしまう可能性があります。
従いたくない
タイプ8は、従うことが嫌いです。なので、拒んだり否定したりすることは、元々ありがちな反応だと思います。
「あなたは、タイプ8だと思うよ」と、初めて言われた時のタイプ8は、受け入れたくないような反応をすることがよくあるそうです。
多少「当たってるかもしれない…」と思ったり、まだよく検討していなくても、とりあえず否定することもあるとか。
※自分が心を許している相手から告げられた場合は、受け入れやすくなることもあるらしいです。
心理を探られたくない
タイプ8の根底には、とても純粋で繊細な心理が隠れていると言われます。タイプ8の強さを強調する性格は、ここに起因すると言われたりします。
エニアグラムで自分のタイプを特定して他者と共有することは、弱みをさらけ出すことになりえると思います。弱みを見せるのが大嫌いなタイプ8にとっては、好ましい状況ではないかもしれません。
自分の特徴をあまり自覚していない
タイプ8は、心の奥にある純粋で繊細な自分の姿を見たがりません。
また、キツかったり攻撃的になったりする自分の特徴についても、意外に自覚していないことが多いです。
なので、タイプ8の特徴を読んでも、そこまでピンとこない可能性があります。
タイプ8と間違いやすいタイプ
ここからは、タイプ8と間違えやすいタイプです。
エニアグラムでは、「誰もがすべてのタイプの要素を持っている」と説明されることがよくあります。なので、タイプ8についても、どのタイプと間違ってもおかしくないです。ただ、より間違えやすいタイプは存在すると思います。
まず、アグレッシブなタイプ3や怖い雰囲気のタイプ1は、タイプ8と間違いやすいかもしれません。
タイプ4も激しい部分が目立つ人は、タイプ8と間違われることがあります。タイプ6の中にも極端に強さを強調する人がいて、そういう人はタイプ8にしか見えないかもしれません。
タイプ8で愛情深い部分が目立つ人は、タイプ2と間違うこともあるかと思います。逆に、タイプ2の中にも自分を強く見せたい性格の人もいて、一見タイプ8に見えたりします。
怒りをあまり表に出さないタイプ8の場合、なんとタイプ9と間違うことさえあるらしいです。これは、特に保守的な女性像を強要しがちな文化圏で、より起こりやすい間違いかもしれません。
結局、大半のタイプをあげてしまいました…。最後まで読んでいただきありがとうございます。