タイプ4は、ファッションに自分なりのこだわりがあることが少なくないですが、ファッションにとらわれないことに意味を感じて、そのことにこだわることもありえます。
結局、何にこだわるかが違うだけで、こだわるという部分では共通しているのだと思います。
これに関連して、おもしろい動画がありました。
マヂカルラブリーの野田クリスタルさん、面白いですよね。私も大好きです。
この動画によると、野田さんは服に興味がなく、髪も1,000円カットで済ませるそうです。
ただ、よく話を聞いていくと、ファッションにこだわらないというより、ファッションを気にしないことにこだわりを持っているようです。
タイプ4がどうして自分のこだわりに重きを置くかというと、こだわりと自分のアイデンティティーが強く結びついている感覚があるからだと思います。
野田さんの話もアイデンティティーの方向に展開しました。
「大量生産される安価な製品に対して、人とかぶりにくい高価なブランド品」といった内容の話になると、野田さんは、お金持ちじゃないのにブランド品を買っている人たちについて、こんな発言をしました。
人と同じ服しか買えない状態なんだから、そこを見え張る必要なくない?…おのれを上げないと外側を上げる必要がない…
収入にこだわっているようにも聞こえる発言ですが、じつは「偽りの姿ではなく、真実の姿を重視する」という、タイプ4の特徴が表れた発言だと思います。
ちなみに、こだわる対象は変化する可能性が十分にあります。
あるこだわり対して「意味がない」とか「くだらない」と感じるようになると、こだわらなくなります。ただし、こだわりは他にもあると思うし、新たなこだわりも出てくるのが普通です。
たとえ全てのこだわりに意味を感じなくなっても、今度は「何にもこだわらないこと」にこだわる可能性もあります。
もし本当に「何でもOK!」という心境になったとしたら、それはある意味タイプ4を超越したというか、もしかして悟りの境地かもしれません…?