物腰がやわらかく、平和主義のタイプ9が、時々ひょうひょうとして物おじしないように見えることはないでしょうか?
これはタイプ9の「恥の感覚」と関連しているかもしれないです。
タイプ9の恥の感覚
エニアグラムには、「自分の存在を恥と感じやすい」タイプと、そうではないタイプがいると思います。
タイプ9は、自分の存在を恥と感じにくいタイプに分類できるようです。
もちろん、タイプ9にも恥の感覚はあります。
だたし、それは自分の存在についてよりも、実際にやったことや後悔していることなど、どちらかというと、「具体的な何か」に感じるほうが多いようです。
「自分の存在」に意識が向かうことが少なめ
なぜ、タイプ9は自分の存在を恥と感じにくいのでしょうか?
まず、タイプ9は、場の調和がとれている状態を重んじるので、自ら主張する機会が少ないことがあげられるかもしれません。
後悔するような言動の数が少なくなるので、恥と感じることが少なくなる可能性はあるかと思います。
ただし、これよりもずっと重要なポイントがあります。それは、タイプ9の意識が自分の存在自体には、あまり向かわないことです。
たとえば、タイプ4の意識は、良くも悪くも自分自身の「存在」に向かいがちです。しばしば自分の存在の価値をうたがい、卑下する性質があります。
タイプ9の場合は、潜在的に「自分の存在など重要じゃない」と、決めつけてしまっているところがあります。
このためか、(逆説的かもしれませんが)自分自身の存在に意識が向かうことさえ、少ないように見えます。
自分の存在自体について考えなければ、自分の存在を卑下する習慣はなくなります。
そして、自分の存在を卑下したり疑わなければ、おどおどする理由も少なくなります。
タイプ9が時々、ひょうひょうとして見えるのは、このためかもしれません。
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