今回は、タイプ2が芸術などの創作活動をしやすい環境について書いてみます。
創作活動に必要な環境は?
エニアグラムのタイプ2は「助ける人」ともよばれます。サービス精神おうせいなので、エンターテイメントの分野で活躍する適正もあります。
ただし、創作に時間がかかったり、集中力を必要とする芸術、たとえば、作曲、作文、絵を描くことなどに、一人で取り組まなければならないような時に、すこし苦労する可能性もあります。
そうしたタイプ2が、創作活動のために必要なのは、たとえば下記のような環境だそうです。
- 人間関係から距離を置ける環境
- 心から信頼できる人などが提供してくれる安全な環境
もう少し詳しく説明していきます。
人間関係から距離を置く
タイプ2は、人との関わりの中で生きる人たちです。その思考や行動のほとんどが、身の回りの人たちとの関係に関連していると言っても、大げさではないくらいです。
なので、創作活動で集中しなければならない時でも、まわりに人がいる環境だと、どうしても意識がそちらにいきがちになります。これは、他のタイプが「気が散る」のとは違うレベルと考えるべきかもしれません。
このため、人からあるていど距離をとれる環境が必要になってくるのだと思います。
安全な環境
タイプ2の意識は、ふだんから自分の外の世界向いていて、自分の内面にはあまり向きません。
ところが、芸術的な創作をするということは、多かれ少なかれ自分自身と向き合う作業だったりします。
自分自身と長時間向き合う状態は、タイプ2にとって、不なれで無防備な状態ととらえることもできます。
このため、集中して創作活動をするためには、安心して自分の内面とかかわることのできる、安全な環境が必要と考えられます。
※いろいろなタイプ2の人たちがいますので、すべてにあてはまるわけではありません。